第1回はライブポーカー(実際に集まってプレイ)時の状況と仮定します。追々オンラインポーカーのテル(癖)についても投稿していきます。
大きい額、と言っても人の感覚は十人十色。
ここではハーフからポッドサイズ(現時点で賭けられている同額)くらいのベッドとします。
また、他のプレイヤーのベットに対するコール・レイズではなく
フロップ以降、ラウンド毎の最初のベットと仮定します。
一般的には自信の表れ、と言えるでしょう。
しかし、ここではベットの前後の状況や他のテル(癖)と複合して考察していきます。
自分の番が回ってきてすぐのベット
手札の中で高めのポケットペア「AA」「KK」「QQ」 もしくは「AK」「AQ」などの強いハンドが、ヒットしなかった事が考えられます。
強いハンドではありますが、ボード状況を考える時間があったかどうかがポイントです。
他にはプレッシャーをかければ降りてしまう人ばかりが、残っていたらハンドやボード(場に開かれているカード)を深く考えずに圧力をかけてきているかもしれません。
その他の場合を考えてみましょう。
セット(手札の2枚と場の1枚を使ったスリーカード)が出来た場合
かなり強い役が出来ています。いくら賭ければ他の人がついてくるか頭に浮かんでしまうので、すぐにベットをして強さを気取られたくないはずです。手札でペアが出来ているのでプリフロップでの賭け方を思い出してみましょう。
ストレートやフラッシュが出来た場合
セットと同様に強い役が出来ています。相手にもストレートやフラッシュの可能性があるのか、考えやすくなるのでセットのときよりも考える時間は長くなる上、セットやトリップス(手札の1枚と場の2枚でスリーカード)よりも強い為いつ賭けても強いという余裕も生まれます。
どうでしょうか?上記の事を考えると番ですぐにベットしてきた場合、大きな役が出来ていない可能性が高いと言えるでしょう。
ツーペア・スリーカードが出来ていて対戦相手がすぐにベットしてきた場合、勝負に行ってみてもいいかもしれません。
番が回ってきてすぐにベットと言っても、カードが開かれてから回ってくる順番が遅ければその間に考えることができますので、その場合はあてになりませんね・・・
時間をかけて考えた後のベット
時間をかけたベットは一般的には自信のあるベットと言われていますが、さらに細分化して考えてみましょう。
ベット前に周囲を見渡していた
上述の通り、自信のある可能性が高いです。
考えている間、どこに視線を送っていたでしょうか?
対戦相手のチップを見ていた場合、どれだけの額までならばコールしてくれるか、を考えていたはずです。
下を向きじっと考えていた
周囲を見渡していたときと同様に自信のある場合ともう1パターン、ブラフ(嘘)の可能性もあります。
考える以外にも、無意識の内に表情や言動から
ブラフを読まれたくないという心理が働き
表情を読まれない為に下を向き、ヒントを与えないよう何も言わずじっと考える・・・という事もあります。
しかし、この心理状態のときは高いのであまり考慮しなくてよいでしょう。
正し、度胸のある人・ブラフが醍醐味だと思っている人はこの限りではありません。
ベット後の姿勢・態度
身を乗り出して相手のアクションを待っている
相手が降りても勝ち・乗ってきても勝ちの状況です。
自分の持っているチップが減る心配が無い為、
身を乗り出して自分のチップや配られたカードが見えにくくても関係ありません。
今の興味は相手がどう動くかのみ、です。
腕を組んでふんぞり返る
相手を威嚇したいとき、生き物は自分を大きく見せたがります。
また、腕を組むのは相手に踏み入ってこられたくない気持ちの表れでもあります。
情報を出したくないが故に固まって黙ってしまう事も多いでしょう。
ブラフの可能性を考えて、勝負してもいいかもしれません。
他のプレイヤーと雑談をしている
自分のベットの後に、他のプレイヤーと雑談できるほどリラックスしている場合、ブラフやドローハンドでのセミブラフの可能性は低いと言えるでしょう。
雑談以外にも、テーブル以外のもの(テレビなど)に興味が向いている場合も同じです。
この後、他のプレイヤーがどうアクションするかはさほど重要ではないのです。
フォールドでもコールでもレイズでも、自分がポットを攫う気でいるのですから。
まとめ
・大きな額のベットの前後で・・・
●ベットの前に周囲を見渡す
●身を乗り出して相手プレイヤーのベット待ち
●他のプレイヤーと雑談
→コール(乗って)してくれてOK!と思っている
自信あり 要警戒
●動きが少なく、熟考したあとのベット
→自信のあるベット・ブラフベットの両警戒
テル(癖)より戦術優先!
●ベット後にふんぞり返るような姿勢
→ブラフの可能性あり
癖についての考察なので、ポジションの良し悪しや戦略は考慮しません。